
詩的な映画。どうも「金髪の草原」とダブるのが・・・
小泉組とは、イコール黒澤組の流れを汲む一派である。ゆえに全体のイメージは黒澤明の晩年の作品を彷彿とさせる、詩的な作品となった。物語は現実的でなく、どちらかというとファンタジーと言えるべきもので、最後まで飽きることなく観れる水準ではある。本来なら4つ星でいいのだが、冒頭のシーンからファンタジックなラストまで、どうも犬童組の佳作「金髪の草原」とダブる感じがあって、1つマイナスとした。深津絵里の演技は素晴らしく、寺尾聡も重厚な芝居で応える。でもそれも池脇千鶴と伊勢谷友介のそれとどうしても比較してしまうのだ。これも後から出たほうの宿命かもしれない。数学をモチーフにしていたのは面白かったけれど、それも原作あってのことだと思うので。あと特典映像がチープである(笑)。少なくともメイキング風景は入れてほしかったなあ。数学研修はどちらでもよいので、小泉組の裏側を観たかった。ロケ地MAPも紙じゃなくて映像化してほしかったし。ともあれ、作品自体はおススメです。涼宮ハルヒも読んだにちがいない。
学を指向するということは、人を愛することと同じことだと教えてくれる。
友愛数、完全数など、数にまつわるお話はおもしろい。
ほのぼのとした話の中に、数学的な話題が出てくるので退屈しない。
数学嫌いだった人には、こんな面もあるかという感じで、数の楽しさがにじんで来るような気がする。
最後に、オイラーの公式のおもしろさを教えてくれる。
ps.
涼宮ハルヒも、この本を読んだに違いない。深津さん綺麗。
実にほのぼのした映画です。
深津さんは凄いなぁ。喋りもそうですが、些細な動きや微妙な表情の変化が実に巧みな女優だと思う。素人目でも良くわかります。2回目はその辺をよく注目してみてみるのもいいと思います。
さんまさんもその演技に感心してたっけ。
キャストが少ない分、濃密で配役もいい。博士のシンプルな生き方に共鳴。
博士は交通事故により、記憶が80分しかもたない。
その分、「地の自分」というのが見えてくるが、博士のそれは
数学や数字を愛する心と、子どもへの深い愛情に満ち溢れている
ものだ。子どもを心から愛する姿、数学の魅力を伝え、それに
感化されていく家政婦とその子どもである「ルート」。
そんな姿を見て、感動と共鳴を受けた。
自分も博士のような人から数学を教わりたかった、という気持ちや、
家政婦の心の優しさ、真心が琴線に触れた作品だった。
ただ、後半の謡の部分のシーンは長すぎたように感じたので、
☆4つとした。おとぎ話の世界
殆どあり得ない設定、つまり記憶の保持が続かない数学者、それを経済的に支えられる未亡人、献身的な家政婦、数学と野球にのめり込む子供などなどおとぎ話的世界の映画。しかし、それだけに今の日本には見られないようなきれいな世界(人情、風景、風物など)が描かれていて、まさに佳作と行っていい作品。ただし、80分しか記憶が持たない事実が曖昧にしか感じられず不満が残る。リンク
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